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入社のきっかけを教えてください
幼い頃から家族旅行で高速道路をよく利用しており、その経験から自然と関連する仕事に興味を持つようになりました。大学では交通工学を専攻し、研究を進める中で「高速道路に関わる仕事に就きたい」という思いが明確になりました。
首都高技術株式会社を知ったのは、大学時代です。就職活動で企業研究をする中、大学の先生から当社のことを教えてもらいました。首都高の点検、設計、調査といった業務内容に強く惹かれましたね。入社した2016年当時は設立から8年で、今ほど知名度はありませんでしたが、事業の専門性に魅力を感じ、採用試験の受験を決めました。
02
現在どんな仕事を担当されていますか
2016年の入社後、5年間は首都高の定期点検業務に従事し、東京地区を担当しました。その後2021年から2年間、親会社の首都高速道路株式会社へ出向し、修繕工事の設計などを担当する貴重な経験を積みました。2023年に復職してからは、社内で「外販」と呼んでいる首都高以外の業務がメインです。これまでに培った維持管理や設計の経験を活かし、国や地方自治体から受注した橋梁の補修・補強設計といった建設コンサルタント業務を行っています。
もちろん首都高関連の業務も担当しており、現在は特に防災関連のマニュアル作成などに携わっています。
また、資格取得をきっかけに今年度からはプロジェクトリーダーである「管理技術者」を任されるようになりました。今後は、これまでのような担当者としての視点だけでなく、コスト、品質、人的資源などの管理といった、プロジェクト全体を俯瞰する「マネジメント的な視点」が求められてきますので、身に付けられるよう頑張りたいです。
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仕事でやりがい・達成感を感じるのはどのような時ですか
最もやりがいを感じるのは、発注者との打ち合わせで、自分の提案にご納得いただけた時です。私は、首都高への出向経験のおかけで、道路管理者のニーズや事業の背景を学ぶことができました。その経験を活かし、相手の意図を汲んだ提案がスムーズに受け入れられた時は、大きな手応えを感じます。
また、現場での達成感も大きいです。特に印象的なのは、構造管理部在籍時のエピソードですが、通行止め作業中に緊急性の高い損傷が見つかった際の対応です。その時は、限られた時間内に、落下の恐れのあるコンクリート片を安全に除去する必要があり、品質を確保しながら公衆の安全を確保することが求められました。このプレッシャーを乗り越え、グループ会社一丸となって無事に作業を終えられた時の達成感は格別でした。
日々の業務では、工程管理がうまくいき、少ない残業時間で計画通りにタスクを完了できた時など、小さな達成感を感じています。
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社内の雰囲気・魅力について教えてください
首都高技術は、とても風通しが良い会社です。上司や先輩、後輩、誰にでも気軽に相談できる雰囲気は、入社以来ずっと変わりません。わざわざ「風通しが良い」と口にする社員が減ったほど、最近ではそれが当たり前になっています。設計業務では経験が重要になるため、経験豊富なベテラン技術者にいつでも質問できる環境は、非常に心強いです。チームで動く中で、自然と助け合う文化も根付いています。
また、最近本社が移転し、職場環境が格段に良くなったことも大きな魅力です。特に、各階に設けられたリフレッシュスペースは開放的で、良い気分転換になっています。親会社(首都高速道路株式会社)に出向していた時は、リフレッシュスペースをよく利用していました。「自分の会社にもこんな場所があったらいいな」と思っていたものが、実現し、働きやすさにつながっています。
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プライベートの過ごし方を教えてください
プライベートでは、2歳になる双子の子供たちと過ごす時間が何より大切です。週末は家族で博物館や水族館などに出かけ、子供たちと一緒に楽しんでいます。子どもが生まれたことで仕事への向き合い方も大きく変わりました。共働きなので、妻の負担を減らすためにも、なるべく早く仕事を終わらせて帰り、家事や育児をするという意識が強くなりましたね。
当時は、出向中という少し特殊な状況でしたが、育児休業も2ヶ月間取得しました。双子ということもあり、出向先の上司が「休まないと大変だろう」と快く送り出してくださり、本当に感謝しています。妻も非常に喜んでくれました。弊社では男性の育休取得が推奨されており、近年は取得率がほぼ100%と、子育てと仕事の両立をサポートする体制が整っています。