01
入社のきっかけを教えてください
子供の頃から乗り物が好きで、特に車や航空機に興味がありました。その興味が自然とインフラ業界、とりわけ多くの人々の生活を支える「道路」への関心につながりました。そんな中、首都高技術株式会社に強く惹かれたのは「都心部の交通を支える」という大きな役割を担う点です。
私自身、もともと運転が好きで、プライベートでも時々首都高速道路を利用していました。当たり前のように走っていたこの道が、実は多くの人々の協力と努力によって安全に保たれている事実を知った時、大きな感銘を受けました。それまでは単なる利用者に過ぎませんでしたが、これからは自分も「安全を支える側に回りたい」と強く感じ、入社を決意しました。
02
現在どんな仕事を担当されていますか
私の主な業務は、大きく2つあります。1つは「WaveDoctor®(ウェーブドクター※)」という測定車両を使った、トンネル内の環境測定。もう1つは、トンネル換気設備の運転状況の整理・分析です。
トンネル内の環境は、利用者の安全に直結する重要な要素です。トンネルの中では、自動車から排出されるガスが滞留しやすく、そのままでは空気が悪化します。そこで、トンネル内の汚れた空気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れる「換気設備」が必要不可欠なのです。また、夏場はトンネル内の温度が上昇し、渋滞時などには特にバイク利用者にとって過酷な環境となります。そこで、外の涼しい空気を取り入れてトンネルの温度を下げるという、人命に関わる重要な役割も担っています。
この重要な換気設備が、火災時に排煙を目的とした運転やトンネル内の暑さを対策する運転などの目的ごとに換気設備が運転されており、それぞれのモードで「いつ・どれだけ稼働しているか」のデータ整理・分析をしております。そして、その結果を可視化し、今後のより良い運用や維持管理、改善に役立つ技術資料を作成することが私の役割です。
03
仕事でやりがい・達成感を感じるのはどのような時ですか
私の仕事は、表立って注目される派手な仕事ではないかもしれません。しかし「首都高速道路という巨大なインフラを陰で支えている」という確かな実感があり、そこに大きなやりがいを感じています。最初はただの数字にしか見えないデータも、粘り強く分析を重ねることで、問題の傾向が見える瞬間があります。
特に印象に残っているのが、「WaveDoctor®(ウェーブドクター※)」という測定車両を使った、トンネル内の環境測定業務です。山手トンネルではトンネル内の温度が高く、外の温度が低く曇り・雨・雪の湿度が高い日にはトンネル内へ進入する際に車のフロントガラスやドアミラーが結露し、事故につながる危険性があります。この問題を解決するため、私たちは現場で温度や湿度などのデータを詳細に測定・分析し、結露が発生しやすい条件や場所の傾向を見つけていきました。最初はただの数字のように見えるデータでも、色んな視点から見ていくことで傾向が見えてくる瞬間があり、そういうときにやっていてよかったなと感じることがあります。
(※道路を走行しながら、道路照明の照度・輝度、ETC設備などの無線設備の電界強度・トンネル内の温度や湿度、路面温度など、複数のデータが取得できる車両。首都高技術株式会社が開発)
04
社内の雰囲気・魅力について教えてください
社内は非常に明るく活気があります。年齢の近い若手社員も多いので、仕事の合間には雑談も交わすようなリラックスした雰囲気です。
仕事は一人で進めるよりもチームで動くことが多く、現場作業もデスクワークも、メンバーと協力しながら和気あいあいと進めています。真剣に取り組む時と和やかに話す時のメリハリがしっかりしている職場だと感じます。
また、若手のうちから積極的に現場に出る機会が多いことも当社の大きな魅力です。私も1年目から多くの現場を経験させてもらいました。机上では得られないリアルな現場の感覚を知ることで、業務に活かすことができます。
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プライベートの過ごし方を教えてください
休日はスポーツ観戦をして過ごすことが多く、野球とサッカーが大好きです。野球は横浜DeNAベイスターズ、サッカーはFC東京のファンで、時間が合えばスタジアムに足を運びます。テレビで見るのとは全く違う、スタジアム全体が一体となる応援の熱気や、選手のプレーを間近で感じる臨場感が大好きで、現地の熱気や臨場感を楽しんでいます。土日の休日はもちろん、平日の仕事終わりにナイター観戦に行くこともあり、最高の気分転換になっています。ちなみに、私自身も学生時代はバレーボールをやっており、観戦するだけでなく、プレイヤーとしてもスポーツを楽しんでいました。
平日は仕事に集中し、休日は趣味に没頭してしっかりリフレッシュする。そんなメリハリのある生活を送れる環境のおかげで、常に前向きに仕事に取り組めています。